将来設計の考え方

 このページから、早期退職後の将来設計のシミュレーションについてまとめていきます。果たして将来において家計は持ちこたえるのか、それとも破綻してしまうのかということを予測するものです。

 私はこういったシミュレーションを早期退職半年ぐらい前から作り始めました。そして、様々な数値を当てはめて、最終的に万が一早期退職後に年金受給年齢(私の場合は60歳で一部の年金が受給できました)までの3年間収入が0円という状態が続いたとしても、貯蓄を取り崩せば何とか年金受給時まで生き延びられるという事に確信を持てるようになりました。

 もちろん不安要素はいくらでもありましたが、早期退職を決断するうえで一つの大きな参考資料になったことは確かです。

 というわけでその方法ですが、大きく分けて二つあると思います。どちらの場合もまずは自分の寿命を予想(仮定)する必要があります。

1 自分の寿命までに得られる総収入と総支出を比較

 当然ながら総収入に対して総支出の方が大きな値になっていたら、これは将来のどこかの時点で家計は破綻するという事です。

2 年度ごとの収入と支出を比較し、資産の変化を確認

 マネー雑誌が推奨している方法で、年次ごとに収入と支出を比較し、早期退職時に所有していた資産がどのように変化していくかという事を予測する方法です。

 面倒な作業に思えるかもしれませんが、こちらの方が将来の資産の過不足がはっきり見えます。1の方法だと、自分が仮定した寿命において資産が残っているかどうかしか分かりません。

 2の方法だと、破たんするとしたら何歳ぐらいにそれが起きるかという事が予想できます。