家計簿への入力

 入力の基本はレシートです。それまではもらっても捨てていたレシートをすべて財布の中にため込み、5日分ぐらいたまったら、この表に入力していきます。

 直ぐに分かると思いますが、食費の項目は食材と書くだけで、野菜とか肉といった区別は一切しません。また入力もレシートの合計欄だけですから、レシートが5日分ぐらいたっても、慣れてくれば3~5分程度で作業は終了します。

 またレシート1枚に付き行は1行として、エクセルの「行挿入」の機能を使って、同じに日に2枚レシートがあれば2行に渡って合計を入力することになります。

 この表に一か月にわたって数字を入力していくと、1日に数か所で買い物をすることもありますから、縦の行は50~100行程度になると思いますが、必要なのは合計額ですから、何行になろうと気にする必要はありません。

 翌月になったら、小計の欄を計算するわけですが、これは表計算ソフトの強みで、「SUM」という関数を使えば、その月の項目ごとの小計額を一気に計算してくれます。

 この小計欄の数字を見れば一か月の支出が把握できます。私の場合は、この小計欄の数字をそのまま別の表にコピーして、それを月ごとに並べて合計額を出しています。これによって年間の支出の推移が把握できますし、さらに年間の支出合計額もすぐに把握できます。

 というわけで、当初は領収証をうっかり捨ててしまったり、紛失したりという事がありましたが、慣れてくると、誤差も減ってくることが分かりました。

 若干の注意点としては、領収証をくれない飲食店があること。ネットの通販では、クリックだけで決済が済んでしまうことが多いので、つい買ったことを忘れてしまうことがあります。

 またこの家計簿で集計できるお金は日々の支出であって、早期退職後は年間に払わなくてはいけないお金があることを忘れがちです。

 具体的には「保険費用」と「税金」が該当します。また税金や保険以外に、独自でかけている生命保険や車の任意保険。さらにようやくの思いで購入した自宅の不動産への固定資産税や車の車検費用等もあります。

 これらの請求書や領収書は、1年に1回という事が多いので紛失しがちです。ただしこれらの請求書や領収書は確定申告に必要な場合もあるので、私は箱に入れて保管しつつ、エクセルで別の表を作って金額だけを記入するようにしています。