早期退職後の収入を予測

 職場のセミナーに参加したことにより、自分自身の退職金や年金の額を知ることができました。また家計簿を作ったことにより、若干ですが月々の支出金額が分かってきました。

 次に行ったは現状の資産の把握です。家の中にある貯金通帳や投資関連の書類をかき集め、その時点で預貯金がいくらぐらいあるのかを調べました。

 ちなみにこれを実際に行ったのは、早期退職直前になった頃で、かなり遅かったです。ただ今振り返ると、現有資産の把握は結構重要事項だと思います。

 なぜなら、その時点でいくらぐらいの資産があって、今後どのぐらい増える若しくは減るかという予想が、結果的に将来を見通す資料になるからです。

 というわけで私は今は毎月月末に預貯金や投資した資金(時価)がいくらあるかを、やはり表にまとめています。

 以上から、早期退職後の資産の推移(現有資産や年金収入等)をある程度予測をすることができますが、予測できないことがいくつかあります。

 その第一は早期退職後の仕事による収入です。これは最悪仕事がなければ収入はゼロ。転職に成功となれば、それまで以上の収入を確保することができます。

 この場合仕事による月々の収入は0円から、上は基本的に無限となります。ただ私がここで対象としている早期退職の決断で悩んでいる人の多くは、再就職できた場合でも収入は激減する可能性が高いのではないでしょうか。

 従って一般的には一か月0~20万円程度と考えたほうが良いのではと思います。

 一方私が早期退職をしたときは、退職前に全く予想していなかった収入が実はありました。それは国や市町村からの各種補助金です。

 これは子供がいる場合や、私のように妻を失って寡夫になった場合に適用されるものです。また折しも民主党政権が、高校授業料無償化政策を打ち出しましたので、その補助金を受け取ることもできました。

 また民間企業の場合は、退職後1年ぐらいは失業手当が出るはずですので、これも考慮したほうが良さそうです。

 さらに退職金の一部を金融機関に預けて、そこから自分だけの年金プランを作ることもできます。