決断への迷い

 夏にセミナーを受講したことで、自分の退職金や年金額の目安が分かり、秋ごろになると家計簿から年間の生活費も少しずつ見えてきまいた。

 細かい説明はまた別のページで改めてまとめるつもりですが、そこでそれまで分かったことを元にして、収入と支出の総額を年度ごとに比較できるような表を作りました。

 この表の資産残高が85歳までの間にゼロにならなければ家計は持ちこたえることになり、マイナスになった場合は家計が破たんするという表です。

 この表の作り方も別のページでまとめる予定です。ともあれ、実際にこういったものを作り、将来の収支見通しを計算してみたところ、節約生活をすれば何とかギリギリ経済的にはもちこたえそうだという見通しがもてました。

 この見通しは、正直なところ「厳しいな」と思いつつも、「これなら早期退職できる可能性がある」ということを証明できた表なので、今でも作ってよかったと思っています。

 ただし早期退職してから60歳になる3年間、まったく仕事がなければ資産は1000万近く減少することも明らかになりました。(息子の高校の教育費を含みます)

 一方で早期退職をせずに、何とか体を誤魔化して、仕事を適当に行っていれば、3年間で場合によっては税込み2000万近い収入があることが分かってきました。

 当然ながら両者の差は3000万に達しますから、いくら将来の収支が赤字に転落しないだろうと予想できても、その暮らし向きを考えると、本来ならできるだけ長く勤めたほうが良いに決待っています。

 しかし、それでも自分のその頃の健康状態を考えると、早期退職の方が良いのではないかと思っていました。

 そうこうするうちに季節は秋から初冬に変わっていきます。早期退職をするかどうかという最終決定は年明けにしないといけません。

 その間実家の母親に「もしかすると退職するかも・・・」と打ち明けたところ、「しょうがないけど、その後どうするんだ・・・」という話になり、やはり世間体が・・・と言うことを言外に含んでいるなと感じました。

 確かに見かけはまだまだ働けそうな人間が昼間から家の周りをフラフラしている状況というのは余り好ましいものではありません。