投資信託とは

 このサイトは、早期退職後をした場合であっても豊かな生活を維持するためにはどうしたらよいかという事を考えるために作っています。つまり投資関係の専門的なページではなく、私の中途半端な知識でわかる範囲で、こんな感じかなという事をまとめているだけです。

 従って投資信託で資産倍増なんていう甘い話は全くありません。そういったことが気になる方は、他の投資専門サイトで勉強をすることをお勧めします。

 さて、およそ投資と言うことに関心を持った人で、この「投資信託」という語句を聞いたことがないという人はいないと思います。しかしでは、現在運用されている投資信託はいったいいくつぐらいあるかと聞かれて即答出来る人は少ないと思います。私自身も知らなかったのでネットで調べてみました。

 結果は2013年10月現在で、公に募集しているものは4837本だそうです。一方いわゆる東京証券取引所に上場している会社数は2013年12月現在で3408社。この内一部上場は1775社だそうです。

 ということは、上場会社数よりも投資信託の本数の方が多いということになり、通常の株式投資は銘柄を選ぶのが大変だから「投資信託」の方が選びやすい、というのは、数だけに注目すると間違っていることになります。むしろ1部上場のしっかりした経営基盤の会社を選ぶ方が、選択の幅は少ないということです。

 では何故投資信託の本数がこれほどまでに多いのか?それは投資信託というのが、上場している会社の株式をいくつか組み合わせて作っている物(債券や投資信託そのものを組み合わせているものもあります)が多いからです。

 例えば優秀な会社が5社あったとして、それをABCDEとすると、株式投資でこの中から1社選ぶ場合は、選択の幅が5種類しかありません。

 次に投資信託は、いくつかの会社の株式を組み合わせて作ると考えると、5社の中から2社を選ぶ組み合わせは10通り、5社の中から3社を選ぶ組み合わせは10通り、5社から4社は5通り、そしてすべてを選ぶ組みあわせが一つありますから、全部で26通りの投資信託を作ることが出来ます。

 実際にはこれぞと思って選んだ会社をいくつも組みあせて作っていくわけですが、単純に数学的な組み合わせの数を考えると、元になる会社の数だけで3408社あるので、その組み合わせはほぼ無限にあると思って良いのではないでしょうか。