これまで扱ってきた年度ごとの支出を集計します。果たして合計はいくらになるのか。結果は考えずに数字を設定してきましたので、どうなるのかは全く予想がつきません。
方法ですが、年齢ごとの数字を集計していくだけです。ちょっと大きな表になるので、スマホでは全体を見るのが難しいかもしれないので、ここでは年度ごとのイベントと支出額だけを掲載し、まあこんな感じの表ができるという事を把握していただければと思います。
すべてを書いても意味がないと思うので、その一部を掲載します。支出の小計というのは、これまでまとめてきた各年度ごとの、すべての項目の合計額です。
年齢 | イベント | 支出の小計 |
---|---|---|
57 | 再就職、車買い替え | 634 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
60 | パート就職、リフォーム | 460 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
64 | 車買い替え | 560 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
小計 | 9610 |
最初に総収入を計算した時の結果は約8300万円ぐらいでしたから、結果だけ見ると、どこかでこの家計は破綻します。
それを避けるためには、収入を増やすか支出を減らすしかありません。当然ながら上記の支出には勝手な設定の数字がいくつも入っていますから、個人の実情に合わせて数字を調整すればいいわけです。
その際影響が大きいのは車関係とリフォーム、施設入所費、墓建立といった項目になるので、例えば車は軽自動車、リフォームは1回で150万で済ませる、施設は公的な施設に入所、墓は先祖のものがある、といった要素を加味すれば、1000万ぐらいは支出が減ると思います。
一方私も目指していますが、65歳以降の10年ぐらい、何らかの副収入を毎年30万でも得ることができれば、総収入は300万円増えることになります。
要するに何を言いたいかと言えば、こういったライフプランを作ってみて、どこをどう修正すれば豊かな老後が送れるかという事を自分で計画すればよいという事です。
マネー雑誌なんかには、現状の家計から老後のプランを相談するみたいなコーナーがありますが、他人からアドバイスを受けても、それを忠実に実行するのは難しいです。
それよりも自分で家計の現状をしっかり把握して、こういったシミュレーションを行い、どこを増やしてどこを削るかと考えたほうが建設的だと思っています。
というわけで、次のページでは、総収入と総支出の年度ごとの変化を比較し、資産がどのように減少していくかをまとめたいと思います。