総支出の計算(3)

⑩ 生活費

 家計簿等で把握しないといけない値ですが、仮に遊興費や雑費も含めて月20~25万とします。年間240~300万になりますから57歳から健康寿命の71歳までの14年間で、3360~4200万円となります。

 71歳から82歳までの11年間は、生活費も減少すると思われるので月15~20万円とすると、年間180~240万。11年間で1980~2640万円となります。合計5340~6840万です。

⑪ 車の買い換え費用

 必要なければ0ですが、57歳から77歳まで3回買い替えをしたとすれば、1回100~250万で300~750万円となります。

⑫ 住宅費

 住宅ローンの残債はなしと考えても一戸建てはリフォーム費用が必要です。これを仮に200万とします。マンションの場合は管理費がこれに相当すると思われますが、月2万なら年間24万。25年間で600万となります。つまり200~600万円と考えることができます。

⑬ 医療費、施設等入居費

 本来必要ないことを願う費用ですが、高齢になれば日常的に通院は不可欠のような気もします。さらに入院や施設への費用等も考えないといけないのですが、あまりに不確定要素が大きいので、通院費用として仮に月0.5万。年間で6万。これで25年間が経過すれば150万円という値になります。

これに万が一の入院費用も加えて150~200万円とします。

⑭ お墓等の準備

 お墓を買う必要があれば、考える必要があります。また葬儀代をどうするかも考えないといけないかも。あえて考慮すると両者で300万円ぐらいでしょうか。

⑮ 臨時費用

 家電の買い換えは、我が家でも頻々と発生しています。年間にすると5~10万ぐらい?25年間なら125~250万円となります。また親戚や近隣の冠婚葬祭費用。必要ない時もありますが、家電の買い替え費用と合わせて150~300万円ぐらい? 

 さて以上の合計額はいくらになるか。1億円を上回らなければ家計は一応破たんしないという結論になります。結果は次ページで計算してみます。