車の維持費

 車については所持していない人もいますから、その場合の支出はゼロです。ただし車がないぶん旅行費用は、家族が多いと嵩むようになります。しかしその差額を合計しても、車の購入費用と維持費には満たないと思われます。

 つまり車というのは、便利ですがひじょうにお金がかかる道具だという事です。

 車の値段ですが、中古車なら50~200万?新車なら150~300万とします。私の場合は早期退職をしておいて、さらに新車で車を買えるほどの経済力はないと判断していましたので、中古車で充分だと思っています。

 しかしこれも考え方次第で、例えば200万の新車を買って10年乗るとの100万の中古車を買って5年で乗り換えるのも、トータルで見れば同じような気もします。

 その意味では新車または状態の良い中古車を買って出来る限り長く乗るというのが、最も良い節約なのかなと思います。また、中古車の場合は一度に資産が減らないということと、同じ年数で2種類の車に乗れるというメリットがあるようにも思えます。

 なお車を買う場合ローンを組むと言うことも考えられますが、現役時代と違って収入は限られていますから、基本的には現金で買った方がよいと思っています。

 いずれにしても、中古車を買う場合も含めて50~300万ぐらいの幅はあると思いますので、早期退職後の出費には大きな影響があります。

 また買った車に何年乗るかと言うことも考えておかないといけないと思います。例えば55歳で早期退職をして、退職金で車を買い換え、以後5年ごとに中古車を買い、75歳まで運転すると考えると、車は4回買うことになりますから、仮に1台150万とすれば600万円の資産が必要になります。

 そもそも150万の中古車を買って5年ごとに買い換えれば、引き取りの査定額も微々たるものだと思われます。ということは年間30万円ずつが車代として消費されていると考えることも出来ます。

 次に、車の税金と任意保険料が毎年必要になり、さらに車検費用と日常的なオイル交換やタイヤ交換、ワイパーのゴム交換等の保守点検費用が必要になります。

 こういった諸費用を合計するとガソリン代や高速代を除いても年間15~20万は必要だと思って間違いないと思います。以下私が使っていた1800ccの中古車の年間維持費の目安です。複数年にまたがる場合(タイヤ交換等)は、1年に換算しています。

オイル交換:5000円

タイヤ交換:10000円

ワイパー交換:3000円

自動車税:39500円

任意保険:30000円(無事故割引きが最大です)

車検、自賠責保険代:50000円

合計:137500円

となりますが、その他バッテリー交換とか照明用のランプ交換、さらには洗車費用や車内アクセサリーとかを考えていくと、維持費だけで年間15万を越えると考えざるを得ません。