各種支援制度(3)

4) 高校授業料無償化、就学支援金

 公立高校の授業料:無償化:年118800円

 私立高校:年118800円の他に、収入が少ない場合、月額15000円から20000円程度が支給

 なお公立高校の場合でも、授業料以外に修学旅行積立金や生徒会会費、PTA会費、卒業アルバム代等、様々な費用が必要になりますので、まったく無料で通学できるわけではありません。

 また無償化については学校側で事務手続を行ってくれますが、基本額以上の支援金を受ける場合は、特定の時期に支援金の申し込み用紙が学校から配布されますので、それを見逃さないようにしないといけません。

 用紙は生徒に配布されますから、親は子供が持ってくる学校からの配布物を、きちんと目を通す習慣をつける必要があります。

5) 国民年金保険料、国民健康保険税

 全額免除や一部免除の減免制度があります。認められば結果的に負担が減りますので、一種の家計費援助と考えても良いのかなと思っています。

 しかしこれも通知が来たときに市役所等に出向いて、自分が減免の対象になるのかどうかを確認し、申請する手続が必要です。

6) 公的な貸付制度

 純粋な収入には該当しませんが、一時的に大きなお金が必要になったとき、一定の金額を貸してくれる制度があります。もちろん返さなくてはいけないお金です。従って収入ではなく借金という範疇に入るのかもしれません。

7) 奨学金

 子供が大学等に通う場合は多額の学費が必要になります。それを見越して、奨学金を借りることができます。しかしこれは通学時期は収入の一種になりますが、基本的には本人が卒業してから返済義務を負いますので、収入というより借金に近いです。