何十年にも渡って働いてきた方は、リストラや自己都合という理由にかかわらず、かなり大きな金額の退職金が手に入ると思われます。
このお金は当然早期退職後の大きな資産の一つですから、早期退職をする前に、出来ればその金額を把握しておきたいものです。
私の場合は地方公務員でしたから、このあたりの計算は比較て楽でした。というのもあらかじめ福利関係の冊子が手渡されていたからです。
この冊子を詳細に読むことによって、退職金やおおよその年金の額を知ることができたのは、早期退職を決断するうえで大きなポイントになりました。
ただし、私と同年代の職場の同僚の多くは、そういった冊子が配られても、ほとんど中を見ずにどこかにしまってしまう人が多かったようです。
このあたりの感覚の違いは大きいなと勤務している頃から感じていました。要するに「なんとなく定年まで勤めて、なんとなく年金をもらえれば、なんとなく生活も維持できるんだろう」という感覚なのかなという事です。
しかしこうした場合、早期退職という想定外の事態が起きると、慌てるだけで、何から手を付けたらよいか分からないということになりそうです。
というわけで人によっては数千万という単位になる可能性のある退職金の額は、知っているに越したことはないと思われます。
とはいうものの私は民間企業の退職金の算出基準については全く知りませんので、ここにその詳細を書くことができません。
ただ地方公務員の基準では、勤続25年を越すと、退職金の額も急激に増えていく印象でした。つまり早期退職の最初の目標は勤続25年だという事です。(実際には30年以上勤めました)