負債について

 一方家計の負債(借金)としては

1) 各種ローン

・ 住宅ローン

・ 車のローン

・ クレジットカード等のローン

等があるわけですが、早期退職を意識したら、これらの各項目の金額がいくらぐらいになるのかを把握しておくべきです。

 ただし、実際には不動産は住むために必要であり、3)のその他の資産は生活に潤いを与えるためにある程度必要だと考える程度でよいと思いますので、その意味では1)の金融資産の総額の把握が最優先課題だと思います。

 なお株式や投資信託は投資額と時価が一致しないことが多いと思います。この金額をどちらの金額で計算するかは、こういった投資商品が多い家庭では結構大きな問題です。ちなみに私は当初は投資額で計算していました。

 しかしそれでは浮き沈みの実態が正確に把握できないなと思い、今は毎月末にその時の時価で計算しなおしています。

 また負債の住宅ローン等は、借りた額ではなく残っている利息を含んだ総返済額で計算した方がより実態に近くなると思われます。

 これはローンの返済表を見れば計算できます。私も一時期は電卓片手に、かなり細かく計算しました。

 ちなみに実際に計算を始めるとすぐわかることですが、早期退職後に住宅ローンの残債があるかどうかという事は、その後の生活の質に大きな影響を与えます。

 その意味では、出来るだけ早期に借り換えや繰り上げ返済等を行ったほうが良いと思われます。幸か不幸か、つい最近日銀がマイナス金利を導入し、住宅ローンの利率が下がっています。

 これはこれから家を建てる人はもちろんですが、現在住宅ローンを返済している人にとっては、またとない好機です。ぜひ現状のローンを見直して、出来れば借り換えすることをお勧めします。