家計簿の必要性

 早期退職時には、仮でもよいので生涯の総収入を知っておいたほうが良いと思っています。

 つまり「早期退職時の預貯金」+「退職金」+「年金収入」+「再就職した場合の収入」+「その他の収入」が、その後の人生でいくらになるかという事を考えないといけないという事です。

 またこの時、「再就職した場合の収入」が万が一ゼロであった場合、果たして家計は持ちこたえるかという事を知っておいた方がよと思われます。

 逆に言えば、「再就職した場合の収入」がゼロであっても、将来的な収入と支出の差し引きがプラスならば、家計は持ちこたえると判断できます。

 だとすると、上記の計算(シミュレーション)を行うために、将来どの程度の収入と支出があるかを綿密に予想しないといけないという結論になります。

 しかし収入面はともかく、将来の支出を予想することは、なんとなくなら出来ますが、ある程度信頼のできる数値を得るのはかなり難しいなと感じました。

 とはいうもののそれをきちんとやらないと将来は見通せません。そこまで考えて、それじゃあ、今現在父子家庭となって息子と二人の生活の家計費はいくらぐらいかかっているんだろうか、ということが気になってきました。

 さらにこの金額をおおよそでもよいので知ることができれば、それを元にして将来の支出もある程度予想できるのではないかと考えました。

 では支出を調べるにはどうしたらよいか?これはちょっとの手間さえかければ、実は簡単です。要するに家計簿をつければいいわけです。ただ、毎日詳細な家計簿をつけていくのが面倒であることは間違いありません。

 というわけで、当初は本屋さんで家計簿を買ってくる方法も考えましたが、いちいち記入して計算するのは面倒で、私には無理だろうなと思えました。家計簿ソフトを買ってきてパソコンにインストールしても良いのですが、使い方を習得するまでが、これまた面倒です。

 私が目的としているのは、一ヶ月の支出が合計どのくらいになるかですから、単に財布から出ていった支出の合計が分かれば良いだけです。

 そう考えると、これまで職場で使っていたエクセルという表計算ソフトで十分であることがわかってきました。そこまで考えて、早速土日の空いている時間に作ってみました。といっても大袈裟に作ると言うほどのものでもありません。