セミナーに参加

 2009年8月セミナーに参加しました。内容は年金の計算方法、退職金の計算方法について、丁寧に説明がありました。

 実はこれに参加する以前に、自分でも職場から以前配布されていた複利関係の資料で、年金や退職金の額を自分なりに計算していました。

 そういった知識というか予習の成果もあって、説明の内容も良く分かりました。だいたいすでに自分自身で調べていた内容を踏襲するものでしたが、いくつか目新しいことも知る事が出来ました。

 一つは年金の繰り上げ。本来なら65歳からもらえる老齢年金を、60歳からもらうというものです。この場合長生きすればするほど損します。逆に65歳からもらえば、最初はもらえる総額が少ないのですが積もり積もって長生きすると得になります。

 この損益分岐点が70歳後半であることが分かりました。私自身は元来体力的にひ弱だと思っているので、長生きは出来ないだろうと今も思っています。その時点では、これは間違いなく繰り上げだなと思いました。(63歳になり、繰り上げをり上げを選択しました)

 ちなみに年金の繰り下げ受給という選択もあります。早期退職の場合はあまり考慮する必要はないと思われますが、繰り下げれば繰り下げるほど受給額は増えます。ただし生きている間だけですから、繰上受給もそうですが、自分の健康状態を予想して決める必要があります。

 また今入っている保険組合は最長2年間延長できるということも分かりました。国民健康保険とどちらが得なのかよく分からない部分もありますが、これまでの経験からしてとりあえず1年は継続する方が良さそうです。

 退職金については、私が事前に計算していた額とほぼ同じでした。ただし残っている住宅ローンは一括返済となるので、退職金はその分減額されます。

 なお早期退職は、勧奨という制度が適用できると基準値より上乗せされます。民間の場合はこの上乗せ額が大きいように感じていますので、将来を左右する退職金の額は綿密に計算した方がよいと思います。

 以上から、だいたい60歳以降の収入状況と、当面確保できる現金の目安が分かります。次は退職時点での自分自身の資産の把握です。